マイルーム・ブランディング

マイルーム・ブランディングとは?

ブランドやブランディングという言葉は聞いたことがあると思います。皆さんご存知のブランド品のブランド、それから最近は町おこしや村おこしをするときにブランディングすると言います。その地域の強みやPRポイントを市場に発信して、お客様に来てもらおうという意味です。

マイルーム・ブランディングとは、読んで字のごとく、私の部屋をブランディング、インテリアをグレードアップすることを言います。他人に見てもらうためではありません。 自己のためにマイルームを創りかえるのです。

設備の入れ替えも広い意味ではブランディングですが、私はあえて床・壁・天井や建具のカラーを変えることをマイルーム・ブランディングと呼びたいと思います。 なぜか…?

理由その1

壁や天井のカラーを変えること自体はそれほど高額ではありませんが、それをするには部屋の整理整頓・家具移動や不要物の処分が不可欠です。今までの生活スタイルを一掃し、変えるチャンス=ブランディングの下地だからです。

理由その2

自分好みのカラーを探すのにあっさり決められる人もいれば、時間がかかる方もいます。 挑戦カラーは、あなたが初めての試みるカラーリングです。室内カラーの役割は癒しばかりでなく、自分の気持ちを前向きにさせる大切な要素です。部屋をブランディングするというのは、自分をブランディングすることにつながるのです。

理由その3

一時、内装の世界では統一デザインという言葉が流行りました。家族の長の思いはそれでいいかもしれませんが、同居家族の好みをくみ取っていくと無理が出てきます。そんな時はあっさりと「部屋ごとデザイン」=マイルーム・ブランディングに切り替えればうまく行きます。子どもが住まいづくりに参加し、認めて貰ってそれが実現したという事実は、親が考えるより大きな教育成果になるはずです。

マンションの個室は設備空間も含めて、戸建住宅のそれよりも狭いのが一般的です。
でも、狭くて変形だからこそ面白い。コストもそこそこで済むことを考えると、マイルーム・ブランディングはマンション生活者のためにあるインテリア指針だと私は考えます。